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2008/03/16

3 points for reducing your baggage when you travel abroad

 これまでインド・南アフリカ&ザンビア・ニューヨーク・チェコと旅してきて、一度も飛行機で荷物を預けたことが無い身として、荷物を少なくするためのポイントを三つほど備忘録も兼ねて書いてみたい。
 自身の体験を踏まえてなので、旅行のシチュエーションとしては1週間~2週間の男一人旅を想定。それ以外は知りません。あと、タイトルの英語も特に意味はありません。

バッグは一つ
 地球は一つなので、バッグも一つでよいでしょう。バックパック(リュック)が望ましい。コロコロは悪路やヨーロッパに多い石畳への対応が悪い。
 いわゆるバックパッカーや登山者が使うような大きなものでも良いが、普通に街歩きで使うような大きさで十分。むしろその方が良い。まず入れ物の大きさを決めてしまえば、その中で人間やりくりするようになるもの。僕はインドと南アフリカは旅馴れていなかったこともあってデカイやつで行きましたが、ニューヨーク10日間とチェコ7日間は5~6年愛用のバッグで行きました。軽装過ぎて入国で怪しまれましたが。

 ※非喫煙者のため、大きさの比較に猫を用いています。
 リュックは家にあるものを使えばいいと思いますが、買うとしたら背中側にファスナーがついているものが便利。中のものが取り出しやすい。あとはペットボトルをくくりつけられるものもまた便利。
 またドミトリー(相部屋)や信用できないホテルに泊まる場合は、カギをつけられるものが良い。但し、いくらカギをつけようが、布地を切り裂かれたら終わりなのでそのあたりは気楽に行きましょう。僕もインドや南アフリカの最後の方は、めんどくさくてカギをかけていませんでしたし、NYとチェコは信用できそうなホテルだったので最初からかけませんでした。どうしても心配な人は、ワイヤーですっぽりおおうタイプのものが売っているので、それを買いましょう。


着替えは二日分
 着替えは二日分プラス着ていく一日分で十分。あとは現地で自分で洗うかランドリーに出すかして着回せばよい。日本以外の国は世界中どこでも乾燥しているので一晩で乾きます。たぶん。一応乾かなかったときのために二日分持っていくと安心。それに、服は現地で売っているのでそこで買えます。現地の服は土地の気候に合っているので快適です。インドに行ったらクルターを買いましょう。
 下はジーンズを履いていけばそれだけで良いでしょう。

バスタオルは持っていかない
 バスタオルはやたら場所を取るし、乾きにくいので極力持って行かない。ホテルに泊まれるときはそれを使い、そうでないときはハンドタオルで乗り切ろう。体に少しぐらい水分が残っても気にしない、なぜなら日本以外の国は乾燥しているからだ。すぐ乾く。
 それでも尚バスタオルが必要な人にお勧めなのは、水泳選手が使うスポーツタオル。それなりに水分を吸い、恐ろしく早く乾く。ただしゴワゴワしているので敏感肌の人は気持ちを整理してから使って欲しい。
アリーナ タオルM ラベンダー FREE FAR4941 LAV(Amazon)
(2011/03/21追記)
 バスタオルの代替品は、やや厚手の手ぬぐいがベストです。吸水性・速乾性がとても良い。

 基本的な考え方としては、「あったら便利」ぐらいのものは全て持っていかないぐらいのスタンスで良いでしょう。
 と、言いつつも自分が持っていったら便利だったものも紹介しておきます。

パスポート
 入国とか出国が出来ます。

クレジットカード
 海外では両替というのが一つの高いハードルであるように思えるのですが、それなしで使えるのはやはり非常に便利。ただし金銭感覚がマヒしがち。あとはスキミング等に注意。

新生銀行のカード
 自分の口座から海外のATMで引き出し(withdraw)が出来る。手続き不要。カードもそのまま。NYでも南アフリカでもチェコでもできた。これも両替の手間が要らないので非常に便利。

A4クリアポケットファイル
 文房具屋で売っている普通のファイル。紙のものは全てここに放り込んでしまう。航空券や宿の予約票、海外旅行保険の連絡先、トラベラーズチェック(T/C)紛失時の連絡先、パスポート番号のメモ、旅行中にもらった地図や入場券の半券、電車・バスのチケット、買い物をしたときのレシート。
 旅行中の保管場所としてもわかりやすくて便利だし、帰ってきてからも旅行中の思ひ出が全て入っているのでそのまま置いておけば良い。

スリッパ
 100円ショップで買う。kitchen kitchenのやつは薄くて場所を取らないのでオススメ。飛行機の中で履くのにも便利だし。またホテルの中でもあると非常に良い。風呂上りにすぐ靴を履くのは非常に抵抗があるものですので。

旅の指差し会話帳
 チェコ旅行に際して初めて採用。基本的にどこに行こうがカタコトの英語とボディランゲージとメモ帳でたぶん乗り切ることはできるが、やはり現地語を少しでも話すとウケがよい。これは逆の立場を想像すれば納得できるはず。
 チェコで体調を崩して薬局に行ったときに、「体調が悪いのですが……」とチェコ語で言ったら、薬剤師爆笑。笑い事じゃねぇよ。
旅の指さし会話帳〈36〉チェコ―ここ以外のどこかへ! (ここ以外のどこかへ!)(Amazon)

ユニクロのプレミアムダウン3WAYジャケット
 寒い地域限定。温かいかどうかはさて置いて、胸のファスナー付ポケットに『地球の歩き方』がちょうど入る大きさ。そのために作られたとしか思えない。
 『歩き方』が胸ポケットに入る最大の利点は、手ぶらで歩けること。手ぶらで歩いていると、現地の人っぽいかつあまり金を持ってなさそうに見えるので鬱陶しい客引きに絡まれる率が非常に低くなります。(当社比)
 また内ポケットにはパスポートが入り、非常に便利。

(2008/12/15追記)
どうやら今シーズンは進化して4WAYになっているようです。地球の歩き方は相変わらず入りそうですが、内ポケットがなくなっている模様。
ユニクロ プレミアムダウン4WAYコート - ユニクロオンラインストア[store.uniqlo.com]

旅のお供
 一人旅の場合、記念写真がただその名所を写しただけのものになりがちです。結局誰が取っても同じというか、ウェブから引っ張ってくれば良いような写真になってしまいます。かと言って、自分にカメラを向けて写すのは抵抗があるし、人に撮ってもらおうにも国によっては写真を撮ってもらう代わりにカメラを盗られるやも知れません。
 そんなときに旅のお供がいれば、そいつと名所を写すことで自分が行ったことの証になります。映画「アメリ」で変なやつが世界中を旅行していたのと同じ仕組みです。
 僕のお供はニューヨークで捕獲した羊です。

※撮影時の冷たい視線に気をつけましょう。

洗濯ネット
 100円ショップで売っている。実家暮らしなら家にある。これさえあればお気に入りのざっくりニットも旅先で洗うことが出来る……と言うわけではない。お気に入りのニットは部屋にしまっておきましょう。ネットは洗濯ではなくリュックの中での荷物の仕分けに使う。
 大概僕は通常サイズ(Tシャツ用)、小サイズ(下着用)、円柱型(充電器等電化用)の三つを持っていく。


 逆に持っていったらいらなかったものも少しだけ。

トラベラーズ・チェック(T/C)
 「無くしても再発行」と呪文のように聞かされて、一応毎回持っていくのだが、クレジットカードと新生銀行のカードを持つようになって以降、その存在意義が急激に失われているように思える。手数料だけふんだくられているような。

i-Pod
 折角海外にいるんだから、音楽よりも街の音を聞くべき。ってか、電車やバスの車内アナウンスを聞き逃したら致命的。

 旅行に行くのは荷物ではなく自分なんだということを忘れずにいたいものですね。

【参照】
check*pad - 海外旅行の持ち物リスト